花は野に咲くように、美しいものは美しく

日本には数多くの美しい工芸や、伝統技術があります。
その多くは、長年の経験や修行を要します。
つまみ細工もまた、その他の伝統工芸と同様ですが、
他の工芸よりもずっと身近な道具や材料で始めることができます。

嬉しい事に多くの方が趣味や生涯学習、作家活動などでつまみ細工を楽しんでおります。
しかし、実際問題として、つまみ細工というのはまだまだ日常に浸透しきっていないのが現状です。原因として、布、紙、糊を主材料としているため水に弱いこと、布製品ですので、変形してしまうことなどが挙げられます。また、現在までの多くの作品や商品は女性をターゲットにしたものが9割以上で、それも七五三、成人式、結婚式など限られた場面がメインの使用シーンで、非常に狭い範囲でのみ活躍しています。それでも先述のシーンにおいても、必ずつまみ簪が選ばれるというわけではなく、安価な造花の髪飾りや、海外製のつまみ簪などが最も多く使用されています。

LittleTsumamiでは、使い捨てではなく、娘、孫、その先まで大切に取っておきたくなるような、眺めているだけで笑みが溢れるような、そんな作品作りを、男性用に関しても、身に付けているだけで嬉しくなるような、そんな作品作りをしております。
一つ一つの工程を丁寧に、使用してくださる方をイメージして
心を込めてデザイン制作しております。

つまみ細工の表現力の可能性は無限大です。
髪飾りだけでなく、日々の生活を彩ることができるのです。

花は野に咲くように、美しいものは美しく

お教室においても、ただ言われたものを作るのでなく、
自身で考えてデザインできるように指導しております。